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鈍行列車でいいのなら

鈍行列車でいいのなら

たびびと

たびびと

一日歌って日が暮れて
街が紫色してる
きょうもこうして1日過ぎた
明日もこうして終わるだろ

ぼくはと言えば 一つ覚えの
歌を抱えて旅回り
きのうはあの街 きょうはこの街
明日は北の方へ行ってみようか

夢を求めて 夢を求めて
たびびとはギターを道連れに
愛を探して 愛を探して
きょうも旅ゆく


遠く離れた故郷の街は
今でも笑っているだろか
そして あの娘(こ)もぼくを忘れて
誰かと幸せにしてるだろうか

行き着く先は一人のぼくさ
だけど 歌よ おまえだけは
きのうも きょうも そして明日も
ぼくのそばにずっといてくれるね

夢を求めて 夢を求めて
たびびとはギターを道連れに
愛を探して 愛を探して
きょうも旅ゆく


明日行く街でこの歌が
だれかに灯りをともすだろう
だから一人の寂しさも忘れて
たびびとは次の街へ

夢を届けて 夢を届けて
たびびとはギターを道連れに
愛を伝えて 愛を伝えて
きょうも旅ゆく

歌はたびびと
きょうも誰かの心の中を旅してる
夢を届けて 愛を伝えて
きょうも旅ゆく

++++++++++++++++++++++++++++++++

高校に入って初めて書いた曲。
中学時代の仲間との音楽活動継続も決まり
音楽はだんだん私にとって
単なる「つま恋への憧れ」というレベルを超え始めていました。

この曲は入学式の直後に
「私はこんな歌うたいでありたい」
という一種の決意表明みたいなものを書こうとしたのだけど
さすがに気負いすぎだな(-"-;)

言いたかったのは最後の一言、
「歌はたびびと きょうも誰かの心の中を旅してる」
という言葉。

このブログをやっていて
ここに遊びに来てくれるみなさんのブログを訪ねてみて
その意をさらに強くしています。

いい歌は 百人いれば百通りの思い出とともに
いろいろな形で
次の時代に継がれていくものだなということを
強く 強く感じます。

高校1年生の11月……
町の公民館がやっていた「青年教室」に参加した私は
この曲をひっさげて初のライブに臨みました。
(↑いやまあ「青年教室」の発表会のようなものだったけど……)

ようやくギターが何とか弾けるようになった私は
この曲をピアノでなく
ギターの弾き語りで歌おうと思い立ちました。

中島みゆきの「時代」にも似た8分の6拍子のアルペジオ。
これに 2コーラス目から高音のピアノが
単音引きのオブリガートで入っていく……という
アレンジを考えました。
ピアノとギターが両方できるようになると
両方が絡んだアレンジを考えたくもなるんだよね。
ところが
「発表会」で私が組むことになったのは
ギター弾きもドラムスもいる かなり本格的なバンド。
「もっと音を厚くしようよっ」
私より一回りも年上の皆さんの手によって
この曲はいつの間にか 壮大な? アレンジが施され
しまいには 
最年少にして何と大トリを務めることに(爆)

しかし 紅白歌合戦じゃないけど
いざ大トリで歌うというのは
これがまたなかなか気持ちの良いもので……
歌い終えたあと 客席の友達からの声援に思わず
「ありがとうっ!」
と 堀内孝雄ばりに(爆)思い切り叫んでしまったことが
昨日のことのようです(-"-;)

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